キンカン

PR     

検索

キンカンでジャム作り!

2020年1月19日

キンカンでジャム作りをしました。ママレードといった方がいいのでしょうか。青い状態で採った小さなキンカン(金柑)を使って、種を取り除き、皮や実を切り刻んで作るは手間がかかって大変なのですが、キンカン独特のいい味がするので毎年作っています。

キンカン(金柑)でジャム作り

ジャム作り用キンカン

ジャム作り

写真は、昨年の暮れに採った、まだ青いキンカンです。秋から続いていた猿の食害が、キンカンにも始まりました。

当地では、猿対策で畑の上面、側面を網で囲っていますが、どこのお宅でも、猿に大根、キャベツなど食べられてしまいます。残念ながら、毎年のことです。

網をしっかりしておけばいいのですが、網が劣化しているところがあったり、ちょっとした隙間があったりするとやられます。

冬には、猿も山で食べるものが無くなって、生きていくのが大変なのでしょう。猿は、歩き回って調べていて、集落の家々の畑に作られた網の弱点は、おそらくすべてわかっているような気がします。

そして、畑の好物を食べるのが一段落すると、まだ酸っぱいキンカンなども食べ出します。キンカンは酸っぱいので、いままでは比較的遅くまで食べられることがないのですが、今年も、とうとう食べ始めました。

最初は、中の実は酸っぱいので、皮だけ食べて中身は残していくという状態でした(一部の猿かもわかりません。)が、この食べ残しの数が増えてきたので、まだ青いのですが全部収穫し、保管しておいたのが、写真のキンカンです。

普通は、黄色く熟すまで待って採るのですが、そうしていると全部食べられてしまうことになりそうなので、毎年、青いキンカンでジャムを作ることになります。


キンカンジャム

キンカンのジャム

写真は、今回作ったジャムです。キンカンは、小さく、種がたくさん入っているので、作るのが面倒で大変ですが、味はよく、体にも良さそうなので、毎年作っています。

つくり方は次の通りです。

キンカンを半分に切ります。

種を取り除きます。

皮と実を1~2mmくらいに刻みます

刻んだ皮と実に砂糖を適量(キンカンの半分位の重さ)加えて、焦げ付かないよう、かき混ぜながら煮ます。

皮が柔らかくなってきたら出来上がりです。

私は、小川聖子さんが書かれた「手作りジャムとペーストの本」などを参考にしています。

使ったキンカンは青かったのですが、案外、黄色くおいしいジャムになりました。

種があるキンカンで、ジャムを作るのは大変なので、2年前に種なしの品種を植えました。近い内に実をつけるものと楽しみにしています。

キンカンを食べられないようにするためには、樹全体を網で覆ってしまう方法になりますが、そこまではしていません。

ちなみに、梅、キウイ、ブルーベリーなどのジャムも、ほんの少しずつ作っています。ジャムは保存できるので、1年にわたってつぎつぎと作って、取り替えて食べることができるので、気に入っています。

出来れば、加工したものをインターネットで売ることができればと思うのですが、というより田舎ではそんな事でもしないと収入は得られないのではないかという思いがありますが、そう簡単でないでしょうね。

戦後の拡大造林によって多くの雑木林が人工林に代わってしまったことが、猿や鹿が出没する一つの要因になったとも言われます。

人は自分の都合を優先しすぎて、自然の営みを乱してしまうと、結局、自分がこまることになることを、良く考えておく必要があるのだろうと思います。

温暖化、マイクロプラスチック、ウイルス拡大などは、地球規模で深刻な問題だと思います。真剣に考えていかないと、大変なことになるような気がするのですが、どうでしょうか。

キンカン(金柑)の基本情報・花言葉

キンカン(金柑)は、中国の長江中流域原産で、ミカン科キンカン属の常緑低木です。

名前は、黄金色のミカンの意味でつけられた中国語の金橘、金(ミカン)を、音読みしてキンカンとなったとのことです。 別名は、キンキツ(金橘)。学名は、Fortunella。英名は、Kumquat、Cumquat。 キンカン属は、4~6種類あります。マルミキンカン、ナガ三キンカン、ホンコンキンカン、ナガハキンカンの4種類とする場合と、ニンポウキンカン、フクシュウキンカンを加えた6種類とする場合ですが、ここでは、マルミキンカンについて述べます。 花は、夏から秋にかけて3-4回開花し、2~3cmほどの白い五枚びらの花をつけます。雌しべは1本で、雄しべが20本つけ、花の後には直径2cmほどの緑色の実をつけます。 実は、秋から冬にかけて黄色く熟します。 葉は互生し、長さが5~7cm、長めの楕円形で厚めで、浅い鋸歯があります。 樹高は2mほどで、枝は分岐し、若い枝にトゲが見られます。

砂糖漬けや甘露煮、ジャムなどで食べられますが、喉の痛みや風邪などに効果があるとされ、民間薬としても使われてきました。

キンカンの花言葉は「思い出」、「感謝」で、1月29日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia キンカン

GreenSnap キンカン

関連投稿

PR



カテゴリー

ギャラリー

PR

-作物加工
-, , , ,