節分になったので、魔除けを飾りました!
鬼の目突き作り

もうすぐ節分なので、魔除けの「鬼の目突き」をつくり、窓や出入り口の近くに飾りました。
我が家では、鰯の頭、ヒイラギの葉、そして高野槙の葉を割りばしに挟んで作ります。
父親が行っていたものをまねて、毎年作っています。鰯を餌にして、ヒイラギの尖った葉で鬼の目を突いて追い払うということで、魔除けとしているものだと思います。高野槙は、火につよいと言われるため防火を願って取り付けているようです。
安直にできるように割りばしを用い、葉の下をセロテープで巻いて鰯と葉を止めています。建物へは両面テープを使っています。

毎年のことですが、鰯の頭は鳥に食べられてしまいます。去年は、鰯に唐辛子を練り込んだ味噌をぬっておいたのですが、ご覧のように浅はかでした。

我が家に植えられているヒイラギは雌で、時期になると白い花が咲き、その後黒い実をつけます。
春になると、実生が生えてきます。
花言葉は、「用心深さ」「先見の明」だそうです。
ヒイラギの実生は雄雌が不明なので、雌がほしい場合は、挿し木、取り木などによります。
高野槙は常緑高木で、日本の固有種です。
水に強い木と言われていますが、挿し木でも種まきにしても、簡単ではないようです。
どちらの樹も、鹿の被害は受けないようです。
「植物と行事」という本に節分に使われる植物についてかかれている。
関東以西でヒイラギと鰯の頭を戸口に飾る風習があり、場所によってはトベラと人の髪の毛を焦がしたものを使ったところもあるそうであるそう。
トベラは棘がないが、燃やした時にパチパチと音がする点がで鰯と共通し、鰯と髪の毛を焦がしたものはいやなにおいという点で共通するため、これらが使われたのではないかと推測されています。
先人の動物や植物とのかかわりの深さを感じます。
参照書籍
朝日選書 湯浅浩史著 「植物と行事」