私が住んでいる田舎の環境と、猿が出没する当地で、私が行っている猿対策を考慮た野菜つくりや果樹作りの様子についてを書いてもました。田舎に住むための参考になるかと思います。田舎に興味をお持ちの方に読んでいただければと思います。
住んでいる環境
家の近くと少し離れたところに畑があり、少しばかりの野菜を作っています。山間地なので、日照時間が短く(いまですと、朝は10時過ぎないと日が差してきません。)普通の野菜をつくるには、条件は良くありません。
母は女学校の頃熊野の学校に行っていたそうなのですが、先生から、あなたはすり鉢の底にすんでいるようなものだと言われたものだと話していましたが、平坦部からみるとそんなイメージになるのかも知れません。
でも、森林に囲まれて空気はいいし、真夏でも山の中は涼しい。川の上流は人家もダムもないので水も綺麗。昔は、道路事情が悪く、都市に出かけるのも大変だったが今は車であっという間で特に気にならない、もちろん通販も都市部と同等に利用可能。ラジオも以前はよく聞こえなかったが、今はインターネットで都市部とかわりない音質。今悩まされているコロナウイルスついては、人に会う機会が少ない分、ウイルスに感染する確率も少ない。
また、都市部より災害時への耐性が強いと思われます。つまり、地震などの災害があった場合、ガスはプロパンガスなので家が無事であれば使用可能、水道水が停止したとしても、近くの川から調達できる、などが強みだろうと思います。
オーバーな言い方もあるもしれませんが、ちょっと思いつくだけでも住むメリットは結構あります。
猿に強い野菜

野菜つくり
写真は3年程前から作りっている明日葉です。栄養があり、作り易そうなので始めました。ズボラな私にとっては、できれば、自生するようにできれば手がかからずいいのだがと思っていますが、どうでしょう。
実は、家の近くの畑は、猿対策のため、上面と側面を網で囲っているのですが(網をしていない離れた畑は、冬は休み、春からは オクラ、モロヘイヤ、など猿の被害がないものを作るようにしています。)、明日葉は、今のところ猿に食べられていません。少し苦みがあるためだろうと思いますが、もう少し、時間をかけてみなければわかりません。
その他、猿があまり食べないものを思いつくまま書いてみると、サトイモ、コンニャク、ゴーヤ、ピーマン、ニンニク、ルバーブ、シソ(大葉)、ウコン、パクチ、ミントなどのハーブ類などです。
果樹類では、梅、山椒、キウイ(早めにとって追熟することが前提)、スダチ、ユズ(酸っぱいうちに収穫)などでしょうか。
渋柿は、少々渋くても食べられるので、収穫時期と利用の可能性の兼ね合いが重要だろうと思います。
山菜類では、ワラビ、ゼンマイ、ウド、ヨモギ、タラノメ、ギボウシ、ヤブカンゾウなどは食べられることはないようですが、イタドリは食べられる場合があるようです。
猿が好む野菜

キャベツ
キャベツ、ブロッコリ、エンドウ豆、大根、カボチャ、トマト、タマネギ、ネギなど、特にくせのない食べ物は、ほとんど猿の好物になります。
このように対策をしていますが、猿も冬になると山に食べ物が少なくなるため、必死で近隣の畑を含め荒し回ります。畑を囲った網に、少しでも隙間があったり、劣化して弱くなったりした部分があるとこじ開けて侵入食べて行きます。
食べられると頭にくるわけですが、食べられるのは、こちらの油断で餌付けをしてしまったようなものなので、以後、網を強化して気をつけるしかありません。
生ごみ用のコンポスト

生ごみ処理容器
以下、余談です。写真は、畑に置いた生ごみ処理容器です。
台所で出た生ごみを、この容器に入れておけば肥料になるわけですね。
これを使えば、野菜クズを肥料に変えることができます。畑で出た野菜のクズなども、蓋をしておけば、猿に食べられることもないので安心です。
どうというものでもありませんが、ゴミにそして出のではなく有効利用するほうがいいのではないかと、2台置き、交互に使っています。時間は少しかかり、少量ですがいい肥料ができます。些細なecoのつもりです。