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猿の被害を受けにくい作物について

2020年2月22日

10年程、小規模に畑作りをしてきて、猿の被害を受けにくいと感じている作物について書きました。猿は年々増え、いろんな野菜に手を出して困っています。匂いのするハーブ類、ネバネバするオクラやモロヘイヤ、苦いゴーヤやアシタバなどは苦手なようです。

猿の被害を受けにくい作物について

猿による被害

ウドの花とハチ

ウドの花とハチ


最近、全国的に猿による作物の被害が問題になっており、猿に強い野菜などについても取り上げられています。

私は、家の近くと少し離れたところで畑つくりをしています。ここでは、私のつたない経験から、猿に強い野菜について取り上げました。

家の近くでは、周囲を網で囲って猿が侵入しないようにして、人も猿も好むもの(大根、カブ、玉ねぎ、ニンジン、豆類など)を作っています。

少し離れたところには、猿が好まず、被害を受けにくいものを作っています。

網を張りめぐらすのがたいへんなのと、網を張ってもよく管理しないと入られてしまう、ことなどからそのようにしています。

写真のウドは、父が山で鹿に食べられてなくなりそうになっていたので畑に移植したものです。

ここには、試験的に植え山椒、ルバーブ、ミント、ホオズキ、など多年生の植物や、山への移植を考えているオモト、ハランなどを植えています。

また、畑の周囲には、お茶の木も植わっています。

猿は、特に山に食べ物が少なくなる、秋から冬に人家近くに出没して、畑を荒らします。

私が子供の頃(年寄りの愚痴です)は、猿は見たこともなく、この手の被害もまったくなかったのですが、こまったものです。

全国的に問題になっていることを考えると、雑木を切り人工林に切り替えた拡大造林の影響の可能性は否定できないようにも思います。

猿の被害を受けにくい作物

野菜の被害状況は、以下のようになります。あくまでも、この土地の環境下での、自分の経験にもとづくものです。おそらく、周囲のたべものの環境によっても変わってくるだろうと思います。また、他にもあると思います。

  1. 被害のない物:オクラ、モロヘイヤ、シソ、ミント(ハーブ類)、ゴーヤ、ルバーブ、コンニャク、サトイモ、ウド、ミピーマン、ウコン、フキ、ミョウガな
  2. 被害が出てきた物:ジャガイモ、ラッキョ、トマト 
  3. 被害にあう物:無臭ニンニク、大根、白菜、キャベツ、カボチャ、その他多数

2項目の被害が出てきた物とは、以前は被害がなかったがその後食べられるようになったものです。ラッキョは球根は食べられないのですが、葉を食べられます。

ジャガイモは、3年前までは何ともなかったのですが、翌年ころから食べられるようになりました。

同時期に、トマトも畑に移植した幼苗(種から育てていますが)が、引き抜かれるようになりました。

ジャガイモを食べるときにトマトの苗も引き抜く感じです。

食べるわけではないのですが、抜かれると枯れてしまいます。食べられないものでも、小苗のうちに引き抜かれる被害にあうこともあるので、注意が必要です。

猿は、食べ物が不足するようになると、今まで食べなかったものにも手を出すのでしょうね。

うまいものを食べて腹が満たされていると、まずい物まで手を出さない。でも食べるものが少ないと、いままで食べなかったものも食べ出すようです。このへんは、人とにているのではないでしょうか。

そういうことで、ここでは最近は、1項のうち、オクラ、モロヘイヤ、シソなどを作っています。連作障害がないようなので、その点は助かるのですが。

以前、アシタバを猿が食べないものとしていたのですが、伊豆大島では、タイワンザルがアシタバを食べるとのことですので、除外しました。いまは食べられていないのですが、将来的には食べられる可能性が高いと考えられます。

その他の植物

無理に普通の野菜にこだわらないなら、

ハーブ類や、バラ、ホウズキ、などの花類を作る方がいいのかもしれません。

ただ、ヤマユリなどは、花や球根を食べるので、花なら何でも大丈夫と言うわけでなないようです。

猿が山で暮くらしていけるようになるのが理想ですが、なかなか難しいのでしょうね。

参照サイト

マイナビ農業 サル

京都ニホンミツバチ週末蜂養の会 鳥獣被害Q&A

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