キンカンを食べる猿

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果樹の猿害対策は?

2020年3月4日

いつも悩まされている、果樹の猿害対策について考えてみました。

       <目次>

果樹の猿害対策について

冬にキンカンの実を食べる猿

写真は1月に撮ったもので、猿がキンカンの実を食べているところです。

真冬に、食べるものが少なくなって酸っぱいキンカンを食べています。キンカンは熟れるのが遅いためいい食料になってしまっていたので、その後は、食べられる前に採って加工するようにしました。

草を食べる猿
冬に草を食べる猿

蛇足ですが、草も猿の餌になります。畑には冬も草が生えているので、いい餌場になってしまっています。

本当は、冬の草も枯らしてしまう方がいいのですが、なかなかそこまではできていません。

ただ、時間があれば、畑の草は抜くようにしています。

山村においては、大半が森林に覆われており、針葉人工林が多くを占めています。

現在の山村の衰退は、森林の多様な利用が行われてこなかったため、収入の道が極端に狭められていることも、一つの原因ではないかと思います。

現状を考えると、なかなか難しいことかと思いますが、果樹(「樹木に生る果実」)を作ることが出来れば、土地の有効活用という点で望ましいことではないかと思います。

猿に食べられずに果樹を栽培するためには、

  1. 食べられないものを作る。
  2. 食べられる果実を、食べられる前に採る。
  3. 食べられる果実を、完全に防御して作る。

などの対応が考えられると思います。

この中で、3は数が少なければ実行可能ですが、収入を得るには難しいだろうと思います。

猿が近づかないスーパーモンスターウルフが実用化できればいいのですが、もう少し時間をかけて、見てみる必要があるのではないでしょうか。

1項の食べられないものというのは、対象の果実を収穫する時点で、猿が食べないものと考えています。

例としては、

  • 梅(小梅は被害を受けるかも)
  • 山椒
  • 銀杏
  • スダチ(?)
  • レモン(?)

梅、山椒、栃の実、銀杏(未確認)、スダチとレモンは酸っぱい内に収穫するので、被害をまぬかれる可能性があると思います。家の近くのスダチは食べられていません。

他にもあるかもしれませんが、良く分かりません。もう少し、様子を見てみたいと思います。

因みに、イガに包まれた栗、堅い殻のクルミ?、酸っぱいプラム、枇杷、などは喜んで食べて行きます。

イチジクも好物です。冬には若い樹皮まで齧(カジ)っていきます。いろいろ対策をしてみましたが、去年新しく伸びた柔らかい枝は、切ってしまうのがいいのかと思います。

芽の部分に樹木保護用樹脂を塗っていましたが、樹への影響がある可能性があるので、停止しています。

2項の猿に食べられる果実を、食べられる前に収穫する。

例として、

  • キウイ
  • 渋柿
  • キンカン

などです。

キウイは堅い内に収穫して追熟するので、早めに収穫すれば被害は免れています。渋柿は、山の木の実のなり方によって被害状況は変わるようですが、確実に食べに来ます。

私の近所では、あちこちに渋柿が植えられていて、場所によって実る速さが違います。

このため、猿は日当たりにいい場所から食べ始めます。ここの柿を食べ始めたら、うちの柿もやばいということで、収穫することにしています。

少し実の入りが悪いかもしれませんが、渋抜きをしたり、干し柿にして食べています。

柚も時期が経過すると猿に食べられますが、早めにとってしまえば使えるのではないかと思います。(春に花芽を食べられる被害も受けるようです。)

かなり苦しいですが、被害を受けないもの、少なくする工夫はできるのではないかと思います。

抜本的には、猿には、山に帰ってもらうしかないのですけどね。

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