4月に接ぎ木したサンショ(山椒)の接ぎ穂から、芽が出てきました。山で自生するサンショウの実が小さいため、大きな実の品種を接ぎ木しています。100%の活着はのないのですが、確実に増えています。サンショウは、葉、花、実などが利用できる価値が高い果樹です。
サンショの接ぎ木の発芽
4月初めに接ぎ木したサンショから、1か月以上して芽が出てきました。何とかうまく行っているようです。
穂木に巻いた、商品名「メデール」を破って元気に出てきてくれました。うまく大きくなってくれるでしょうか。
次の写真は、すでに枝にまで育って、葉も大きく伸ばしています。台木が太い方が勢いよく出てきているようです。
実は、この例は発芽が早いほうで、多くがまだ変化が見られない状態です。次の写真は、もう少しで出てきそうと思われるものです。
応援してやりたい気になります。出来ることは、台木から枝や葉が出てきたものがあれば取り除くことぐらいでしょうか。
次に写真は、昨年行ったものです。今年も元気よく、枝葉が元気よく出てきてくれました。これから、どんどん大きくなるのが楽しみです。
次の写真は、去年行った接ぎ木の別の例になります。他の木があってわかりづらいかと思いますが、写真の中央に位置し、勢いよく上に伸びています。
ここまで大きくなると、来年には実を付けるのではないかと期待しています。これからは、冬の剪定で形を整えていくことになります。
中には、上手くいったと思っていても途中で枯れてしまうものもあり、
時々は見回って、周辺の雑草木除去や台木から出たの枝葉の除去など行うようにしています。
天候の影響もあるのではないかと思います。
晴天が長く続いたりすると、厳しいように思います。
こちらは、購入した苗木から育てた朝倉サンショについた実です。接ぎ木した樹にも数年すればこのような実がつくはずです。たのしみです。
接ぎ木には、テープの役割が多いと考えています。
薄く、良く伸びるので、接ぎ木がしやすくなりました。私は、メデールというテープを使い始めてからうまくいくようになりました。
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