子供のころ、田を作っていた土地が放置されていました。この不耕作地で、数年前からフキとミョウガを栽培しています。春の早い時期は、フキノトウの天ぷらやフキノトウ味噌で、フキは佃煮や煮物など、ミョウガは素麺の薬味や甘酢漬け、などで美味しくいただきます。
不耕作地で栽培するフキとミョウガ
我が家のフキとミョウガ作り
中学生の頃に、田を作っていて、田植えや刈り取りを手伝ったりしていた土地ですが、その後栗や杉が植えられています。
ここに、フキや冥加を植え、栽培始めて4年になります。 どちらも、家の近くに生えていたものを、冬に少しずつ移植してきましたが、徐々に根付いてきました。
フキは、フキノトウも採れるし、里山で育ててるサンショと組み合わせれば佃煮の加工にしてもいいかなと思って栽培しています。
フキは繁殖力が強いので、木の根が張った土地でも何とか増えてきているようです。 順調に育つように、年に何回か肥料を散布してます。
ただ、周囲の樹は当然のことですが根を伸ばしているので、 植えるために掘り起こすのはなかなか大変でした。
私は、このような場合は、スコップを使うようにしています。 体重をかければいいので、クワよりは楽で、おすすめだと思います。
根っこが出てきたら、鋸で切ってなんとか場所を開けて行きますが、なかなか骨が折れます。
今年のフキとミョウガの様子

育ってきたフキ
そろそろ収穫できそうになってきましたが、 今年はコロナの関係で村の市もお休みなので、 そのままにしておいてもいいかなとも思っています。

ミョウガも出てきました
ミョウガもフキより少し遅れて栽培を始めました。こちらも、家の近くで育てていたものを、移植したものです。 先人は、場所を見つけては、このような、あまり手のかからない作物を植えていたようです。
ミョウガは、7月頃に花ミョウガとして収穫しますが、ここではまだあまりとれていません。 もう少し根が充実させる必要があるのだろうと思います。冬には、周辺の欅や紅葉の落ち葉を集積するようにしています。
何とか少しでも採れるようにしたいのですが、今年はどうでしょうか。
ここは、簡易な柵を作って防鹿しているんですが、いい加減なものなので、 一昨年には何回か入られて食べられました。
ミョウガの方が好きなようで、こちらから食べられました。写真より大きくなっていましたが、 最初は先端の方だけ食べて行きました。
ここから入ったかなと思ったところを補強したのですが、また入られました。 今度は中ほどまで、少し硬そうなところまで食べて行きました。
鹿もうまい物、食べやすいところから食べて、満たされれば残部は食べないで帰っていくようです。
そして次に入った時は、他に無ければ前回敬遠したものでもいいので食べるというように見えます。 これを見ると、人と同じようなものかなとも思いました。

昔の名残のレンゲ
昔の名残のレンゲ
多くはないのですが、ところどころにレンゲの花が咲いています。 田作りをやめて50年は経過していると思うのですが、よく生き延びていると感心します。 このかわいい花を見かけると、癒されます。