知り合いの方から、吊りシノブをいただきました。興味があったので、作り方を教えてもらい、山で採ってきた材料をつかって、吊りシノブを作りました。山の中で、材料をうまく育てることができれば、ビジネス化も夢ではないのではないでしょうか。
山で採ってきた材料を使って、吊リシノブを作りました
もらった吊リシノブ
写真の吊リシノブは、以前、知人のおじさんと話をしていた時、思いついたようにこれ上げるから持っていけ、と言ってもらったものです。 気前がいいです、有り難い!
直径が25cm、厚さが10cmの大きな立派なものです。 夏の暑い時期には、涼しさを感じさせてくれ、毎年秋には葉を落としますが、春には元気に芽を出し、元気をもらっています。

4月中ごろのノキシノブ
写真は、4月中ごろに芽が出始めた吊リシノブです。 根が入り組んで張りめぐらされていて、横からいくつも先が丸まった芽がでてきています。

元気いっぱいのツリシノブ
もう少し近づいたのが、この写真です。 シノブが元気いっぱいに伸び始めています。春の植物は、皆このように元気いっぱいですね。

4月末のツリシノブ
その後、葉が増え大きくなったのが、冒頭の今の状態です。いまは、すっかり葉が出そろって、夏を待っているかのようです。
吊リシノブ作りました
いただいたツリシノブを見て、いいなと思い、自分でもつくって見ることにしました。 大体の作り方は教わったのですが、YoutubeやHPも参考にしての挑戦しました。

作った吊リシノブ
つくってから3年になりますが、毎年少しずつシノブが伸びて、充実してきているようです。 大きさは、10cmくらいです。
人前に出せるものではありませんが、もう少し練習すれば、いいものがつくれるかなと思っています。
私の吊リシノブ作り方
私がつくった方法の概要をつぎに述べます。
- 炭に水コケを巻き、形を整えながらエナメル線で固定します。
- その上に、シノブを根を下側に向けて巻き付けます。
- さらに、その上からコケをつけ、エナメル線で止めます。
- つり下げる紐を取りつけ、日陰で雨がかかる場所に設置します。。
作り方は、いろいろ公開されていますので、参考にさせていただきました。 今は、いろいろ紹介してくれているので便利ですね。有り難いです。
素人が簡単に作れるものではないですが、それなりには作れるように思います。
材料の調達
材料のうち、水コケやエナメル線以外は、自前で準備してみました。
まず、最初に水コケを巻きつけた炭についてです。 普通は、竹などが使われるようですが、ここでは変形しにくいことと、我が家では入手しやすい、ことから炭を使いました。
シノブは、山で自生しているものを採ってきました。 次の写真は、岩にはえているものです。

岩に生えているシノブ
自然に生えているものなので、たくさんあるわけではないですが、 自作してた楽しむ程度では、少々とっても問題ありません。

外側を包んだコケ
外側を包んだコケです。 ハイゴケでしょうか。コケはどこでも見かけますが、このコケも家の盆栽に繁殖したコケです。
これらの材料は、鹿や猿に食べられない植物である点がいいところだと思います。 環境を整えれば、増やすことも可能なのではないでしょうか。
以上のように、うまく栽培すれば、材料はほとんどが山で調達できる可能性もあり、田舎の林産物にできる可能性もあるのではないかと思います。
おわりに
ツリシノブを作った経緯と結果をまとめてみました。
- もらったことをっかけに、ツリシノブ作りに挑戦しました。
- 3年たった今、葉が充実しそれなりの形になってきました。
- 材料の多くは地元で入手できる可能性もあるので、産物に出来るのではないかと思います。
参照サイト
Wikipedia シノブ