庭で、蜘蛛(クモ)が巣を張っています。雨が降ったあとの巣は、濡れて糸がよく見えますが、蜘蛛はぶら下がって獲物を待ち構えています。別の日には、ハチが巣につかまり、クモに襲われるのが見られました。ちいさな生き物の厳しい世界を垣間見ました。
雨に濡れた蜘蛛の巣と、蜘蛛の活動
雨に濡れた蜘蛛(クモ)の巣

雨に濡れた巣と蜘蛛
雨上がりに撮ったものです。水滴が巣について、巣の形がよくみえます。
根気がいいんですね、こんなにくるくると糸を張りめぐらすんですから。私なんぞには、とてもマネできないなと思います。
でも、蜘蛛にとっては、なんでもないことなのかもしれませんね。これをしなければ生きていけないんでしょうから。
蜘蛛はすぐにあちこちに巣を作るので、よく顔などに引っかかって、うっとしくてまったくいやなものです。
でも、それだけ獲物(生き物)がいて食っていけるんだから、自然が健全なことは確かなのでしょうね。

巣にぶら下がった蜘蛛
蜘蛛は、巣にぶらさがるようにつかまっているようなのですね。そして、真ん中にいるようです。
勝手に想像するに、どこに獲物がひかかっても、
同じ時間でいけるので合理的なんでしょうか。ふつうは真ん中ですよね。

前から見た蜘蛛
前からみると、こんな感じです。巣に乗っかるより、捕まるほうが安定するんでしょうか。
そんな気もします。
ここまでは、メルヘンっぽい世界でしたが、つぎは本能むき出しの世界です。
巣の上における蜘蛛の活動

獲物を待つ蜘蛛
結構大きな蜘蛛が巣を作って待ち構えています。
模様が派手で、いかにも悪者の感じがします。
気が付いたときには、ハチの仲間でしょうか、
昆虫が巣に引っかかって襲われていました。気の毒です。
巣にひかかってしまうのは、蜘蛛の巣には、
気づかれないようにする巧妙な秘密があるんでしょうか。

獲物に襲いかかる蜘蛛
一旦、巣に捕まってしまうと、逃げるのは難しそうです。

獲物から離れる蜘蛛
気がすんだのでしょうか、離れて行きます。
自然界では常に起こっている営みの一コマでしょうね。
でも、実際にこうしてみると迫力があります。ハチには気の毒ですが・・・

その後の蜘蛛の巣
後日の蜘蛛の巣です。黒い塊は獲物のナキガラではないかと思われます。怖いですね。
おわりに
蜘蛛(クモ)の生活の一端をみてみました。
雨のなかで巣につかまる蜘蛛は、一見平和な生き物に見えます。
でも、巣に獲物が引っかかったと時は、素早く襲います。
小さな生き物の厳しく、興味深い世界だと思います。