家の中に、カマキリが入ってきたので、からかってみました。空気を吹きかけたり、触ったりすると、逃げ出すのではなく、身構えたり、威嚇したりして、戦って身を守ろうとします。見習いたい根性です。ほかに、カゲロウ、ナナフシ、キリギリスなども載せました。
戦闘的なカマキリと、見かけたカゲロウ、ナナフシ、キリギリスなど
戦闘的なカマキリ(蟷螂)

構えるカマキリ
以前、カマキリが家に入ってきたので、少しいたずらをしてみました。
いろんな形をとって、威嚇してきます。最初の写真は、羽根まで広げ気味にして怒りをあらわにしています。
次は、手をかかえて身構えています。相手がきたら手をのばして攻撃する準備をしているようです。

手を広げたカマキリ
最後は、手を大きく広げて自分を大きく見せているのでしょうか。
いずれも、逃げ出すことは微塵も考えていないようです。果敢に立ち向かっていくことしか考えていないようです。
弱気になって逃げだすそぶりでもみせると、そこをめがけて攻撃されるとでも思っているようです。
相手によって通用しないこともあるでしょうが、この力強さには感心しました。学ぶ点がないでしょうか。
因みに、カマキリは肉食です。
カゲロウ(蜉蝣)

フキの葉にとまったカゲロウ
たまたまフキの葉の上でみたカゲロウです。調べたところ、フタスジモンカゲロウのように思われます。
華奢(きゃしゃ)ですが、綺麗な体をしています。幼虫は水のなかだけに数年間住み、成虫になってからの寿命は、種類によって1時間~1週間程度とされています。短いんですね。
羽根があるので飛びますが、トンボのようにさっそうと飛ぶのではなく、風にのってゆらゆらと飛ぶといった感じです。
カゲロウの名は、空気が揺らめく様子を表す陽炎(カゲロウ)のように不確かで頼りないことに由来すると言われます。
人の一生を、カゲロウのような命と例えられることがありますが、どうなんでしょう。
まあ、生まれてきたからには、精一杯に生きてやる、あるいは、生きる、しかないと思うのですが。
ナナフシ(七節、竹節虫)

ナナフシ
ナナフシは、樹の枝に擬態しているわけですが、面白い形ですね。
時々見かけますが、最近まで名前はしりませんでした。草食性の昆虫です。
体だけでなく、卵も植物のタネににているそうです。どうして、このように似ることができるのか、不思議ですね。
(考えてもわからないことは、それ以上考えないようにしていますが・・・)
ナナフシの節は、折れ曲がる部分のことを表しているようですが、7個あるということではなく、たくさんあることを意味しているようです。
日本には、ナナフシの仲間は20種類ほどいるようですが、飛べないものが多いようです。ただ、雌雄とも飛べるもの、雄だけが飛べるもの、雌雄とも飛べないもの、などいろいろのようです。
また、力持ちで自重の40倍のものを持ち運びできるそうです。
私の体重が60kgなので、2.4トンを運ぶことができるということですから、恐ろしいほどの力ですね。
昆虫の世界も、興味深いことが果てしなくありそうですね。
キリギリス(螽蟖、螽斯、蛬)

キリギリス
キリギリスの漢字を初めてみましたが、難しい字ですね。
このキリギリスの種類は、シニキリギリスと呼ばれるもののようです。肉食性で、他の昆虫をたべるようです。いかにも昆虫という感じですね。
バッタは、自分の体長の数十倍も飛ぶそうです(1.6mの私ですと30倍飛ぶとして、48mになります。)が、キリギリスはどうなんでしょう。残念ながら、調べたところでは、わかりませんでした。
鳴き声は、ギイー チョンとのこと、よく聞くような気がします。このバッタは、尻に剣がついています。雄でしょうか。
イナゴ(蝗、稲子、螽)

イナゴ?
あまり自信がありませんが、イナゴでしょうか。葉の上にチョコンと座っていました。ちょっとかわいいですね。
稲を食べる害虫と扱われてきたため、たくさん捕獲してきたので、たんぱく源として佃煮にして食べてきた地方もあります。
おわりに
夏の季節に、カマキリ、ナナフシ、カゲロウ、キリギリス、イナゴなどの昆虫が元気に生きています。それぞれが、特徴をもって精一杯に生きているように見えます。人も負けていてはいられませんね。