15日に送り火を焚いて墓参りをし、先祖を見送りました。翌日の朝早くから、水塔婆をもって川に行き、水塔婆もやしてお盆が終わります。昔はお供えや塔婆を川に流していましたが、今は行っていません。これで、一連のお盆の行事が終わり、ひと段落です。
川で塔婆を燃やし、お盆が終わりました

河原でお供えしたロウソクと線香
前日の15日は、送り火を焚いて墓参りをしました。
ご先祖を見送ったので、あとはお供えものをかたずけると、お盆も終わりになります。
昔は、盆が終わった翌16日朝、お供えした塔婆や果物や野菜などを川に流していました。現在は、環境に配慮してものを流さないようにし、川が汚れることを防いでいます。
我が家でも、野菜や果物は流さないで冷蔵庫にしまい、塔婆は焼くようにしています。
16日の早朝6時頃、8日の寺参り(「施餓鬼会」)でいただいて祀っていた水塔婆と、ロウソクおよび線香を持って川に出かけました。
早かったので、一番のりだったようです。

燃やした塔婆
河原でロウソクと線香を立てて火をつけて、数珠をもって手を合わせ、水塔婆に火をつけて燃やしました。
風が当たらないように、岩と岩の間で作業をしました。

燃えた塔婆と川
ご覧のように、川は水が透き通っていて綺麗です。
上流に民家がないので、飲んでもお腹を壊すこともないでしょう。
このように、澄んで綺麗な川の水は、あまりないのではないでしょうか。この土地の自慢です。
余談ですが、子供のころは、この川で良く泳ぎました。
毎年、水の流れが緩やかで深くなった淵を選び、その下流に、皆が協力して、石や木の枝などを積んで簡易な堰止めを作り水泳場にしました。
堰は、水位を高めるとともに、安全を確保する意味もあります。
自然のなかで、岩から飛び込んだり、流れに逆らって泳いだり、目印の小石を潜って拾ったり、などなど工夫して遊んだことを思い出します。
これで、令和2年のお盆が終わりました。
私は、お寺のお手伝いもさせてもらっていますので、7月中ごろから掃除や各種準備などを行ってきました。
無事、公私ともにお盆の行事が終わり、ほっとしているところです。
本来ですと、今日は、お寺でお盆後のお参り(「観音講」)が行われる日なのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でとりやめになりました。
今年のお寺の行事は、コロナの影響を大きく受けており、簡略化されたされたり、中止になったりしています。残念ですが、当分続きそうですね。
早く収まってもらいたいものです。