アシタバ(明日葉)は日本固有種で、セリ科の多年草です。総半島から紀伊半島南部や、伊豆諸島の太平洋岸に自生します。8月ころから花が咲いた株に、種がつきましたが、12月になり種が充実してきたため採取しました。来年はこの種で苗を増やす予定です。
アシタバ(明日葉)の種をとりました
冬を越すアシタバの苗

冬のアシタバの苗
アシタバは、2~3年で花が咲き、種をつけて枯れますが、
この苗は、花が咲かなかったアシタバで、
今年も生き続けて、葉を提供してくれます。
でも、いまは大きな葉は、倒れたり、
黄色く枯れたようになって、元気がありません。
小さな葉も大きくなれず、
小さいままで、冬に耐えています。

元気なころのアシタバ(9月中旬)
去年の9月には、元気に葉を出していました。
春になり、暖かくなってくると、また、元気な葉が出て、
3~4月ころには、食べられるでしょう。
種をつけた苗

アシタバの苗についた種
12月に種が充実してきた苗です。
高さは1mくらいで、大きく伸びた葉は、枯れたようになり、倒れそうになっています。

種をつけたアシタバの苗
根元の太さは、3cmくらいでしょうか、
しっかりとした茎が伸びています。

種をつけたアシタバの根元
せっかく大きく育ったのに、枯れてしまうなんて、勿体ないですよね。
根も大きくなっていて、枯れる前に掘り起こして、薬用にすることもあるようです。
アシタバの種

アシタバの種
12月末ころに採ったアシタバの種です。
畑で作っている苗3本ほどから採った種で、結構採れました。

近くで見たアシタバの種
この種は、押してみると硬くなっているので、実は入っているだろうと思います。
種は、乾燥させた後冷蔵庫に保管するか、湿ったバーミキュライトと混合してビニール袋に入れて保管します
冷蔵庫に保管した種は暖かくなった3月ころに、一日程度水に浸けた後に蒔きます。
ビニール袋で保管したものは、3月頃に発芽するので、プランタに植えて育てます。
アシタバ(明日葉)の基本情報・花言葉
アシタバ(明日葉)は、日本固有種で、セリ科シシウド属の多年草です。
房総半島から紀伊半島南部や、伊豆諸島の太平洋岸に自生するといわれます。系統として、伊豆諸島系の「赤茎」と八丈島系の「青茎」があります。
明日葉の名前の由来は、「今日葉を摘んでも明日には芽が出る」ほど繁殖力が強いことによるとのことです。
別名に、八丈草(ハチジョウソウ)、明日草(アシタグサ)などがあります。八丈島が産地として有名なことから八丈草(ハチジョウソウ)、明日葉の「葉」を「草」に変えて呼ぶのが、明日草(アシタクサ)、になります。
葉は、二回三出羽状複葉で大きな葉になりますが、小葉は広卵形で大きな鋸歯があります。葉柄は茎を包むようにつきます。
葉の収穫は、3~5月が適期と言われます。植えて2年経過して充実した苗からのびた葉を2枚ほど残し、新しく出てきた葉を収穫します。葉や茎を採ると断面から「カルコン」と呼ばれる、黄色い液が出てきます。
アシタバは、βカロテンを豊富に含む植物で天ぷらなどの油を使った調理により、ビタミンAをとることができるとのことです。
また、便秘防止や利尿・高血圧予防・強壮作用があるとされ、緑黄色野菜としてミネラルやビタミンも豊富に含まれます。
特に、塩分を体外に排出する作用があるカリウムと、がん予防に役立つと考えられているβ-カロテンが多く含まれているのが特徴といわれます。(以上、Wikipediaより)
アシタバの花言葉は、「旺盛な活動力」、「未来への希望」。
積極的で明るい将来を期待させる、いい花言葉ですね。(*^^*)
おわりに
寒くなって、アシタバは休んでいますが、
暖かくなると、また活動を再開するでしょう、楽しみです。
種をつけた苗は、子孫を残し、枯れて行きます。
採った種は、3月ころに蒔きますが、
新しい苗も、元気に育ってもらいたいものです。(#^.^#)
参照サイト
Wikipedia アシタバ
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