ノラボウ菜は、8~10月ころ種を蒔き、翌年の3~5月ころに収穫します。寒い時期に育つ野菜ですが、江戸時代には救荒作物としても活躍したようです。くせがなく、栄養価の高い野菜で、東京西多摩地方が主産地の伝統野菜でアブラナ科の越年草です。
寒いなかで元気に育つノラボウ菜
ノラボウ菜について

育ってきたノラボウ菜
ノラボウ菜は、あまり知られていない野菜だろうと思います。
1月の今は写真のように、まだ小さいのですが、これから大きく育ってくるはずです。
私は、飯能市の「野口のタネ」さんから種を購入させてもらっていますが、
販売リストの中に、耐寒性で育てやすく、江戸時代には、飢饉を救ったこともある作物として、ノラボウ菜が掲載されているのを見て興味をもち、4年前くらいからでしょうから、作るようになりました。
採ってからの日持ちが良くないので、近隣で消費され、広く流通していないようですが、春に採れるくせのない野菜です。
種まきは秋の彼岸ころで、収穫は翌年の3~5月ころになります。
なので、収穫までは、もう少し時間がかかります。
ノラボウ菜の食べごろ

収穫されたノラボウ菜
こちらは、収穫されたノラボウ菜の写真です。
ノラボウ菜は、葉だけを採って食べるのではなく、とう立ちしてきた茎ごと採って食べるのが、一般的のようです。
また、一度採ると、わき目が出てくるので、こちらも花が咲くころに採って食べます。
恥ずかしながら、いままで葉だけを採っていたのですが、ちょっと違っていたようです。 (^~^;)ゞ
私は、お浸しやみそ汁で食べていますが、いろんな食べ方がされているようです。
ノラボウ菜の花

ノラボウ菜の花
ノラボウ菜は、アブラナ科アブラナ属の野菜なので、
そのまま置いておくと、写真のように、黄色い菜の花が咲きます。
菜の花を見るのも、春の楽しみですね。花が終わったあと、数本だけのこして種をとるようにしています。
ノラボウ菜は西洋アブラナの系統とのことで、自家受粉するため、他のアブラナ科の野菜と交雑することがないとのことです。
交雑しないので、品種改良には苦労するようです。
ノラボウ菜の基本情報・花言葉
ノラボウ菜は、東京西多摩地方が主産地の伝統野菜で、アブラナ科アブラナ属の越年草です。
江戸時代の飢饉に、救荒作物として人々を救ったとの記録が残っているそうで、江戸東京野菜の一つにもなっているようです。
ノラボウナは、「野良坊」と書かれることがあるようですが、名前の由来はよくわからないようです。
また、来歴もはっきりしないようですが、闍婆(ジャバ)、今のジャワ島を経由してオランダ船が持ち込んだセイヨウアブラナの仲間ではないかと言われていますす。
栽培は比較的簡単と言われますが、8~11月ころに種まきし、翌年の3~5月ころに収穫します。
食べ方は、伸びてきたトウ立ちした茎や葉を摘み取って食べます。
鉄分、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維を豊富に含んでいますが、くせがない味で、お浸しや炒め物などでいただけます。
収穫後の日持ちがあまりよくないなどのため、あまり流通していないようです。
ノラボウ菜の花言葉は、不明ですが、
ナノハナの花言葉は、「快活」「明るさ」で、2月6日の誕生花です。
たくさん咲く黄色い花を思い浮かべる、いい花言葉ですね。
おわりに
数年前から作り始めたノラボウ菜が、まだ小さいながら、元気に育ってきています。
寒さの中で、少しづつ大きくなってくるのを見ると、こちらも元気をもらいます
3月ころから収穫できるかと期待していますが、よく味わってたべるようにしたいと思います。
(*^^*)
参照サイト
野菜の育て方・栽培方法 のらぼう菜の育て方・栽培方法
花言葉-由来 ナノハナ