鬼の目突き

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「コロナは外」と、「鬼の目突き」づくり

2021年2月2日

今年は、2月2日が節分とのことで、我が家恒例の鬼の目突きを作りました。昔から寒い時期は病が流行ったので、今の時期に邪気を払うために門口などに飾ってきたと聞く鬼の目突き。ことしは、コロナが早く退散することを願って作りました。

我が家の鬼の目突き

今年の鬼の目突き

今年の鬼の目突き


節分にイワシとヒイラギでつかって、家の出入り口などにつける「柊鰯」や「鬼の目突き」、と呼ばれる飾りをつくりました。

我が家の「鬼の目突き」は、の頭と、ヒイラギ(柊)コウヤマキ(高野槙)の葉を、割りばし(便利なのでこれを使っています)に、

取り付けます。

当地では、防火の意味だと聞いていますが、コウヤマキも一緒に飾ります。コウヤマキがどれほど燃えにくいかよくわかりませんが。(><)

鬼の目突きは毎年飾っているので、やらないと落ち着きません。

窓近くの鬼の目突き(昨年)

窓近くの鬼の目突き(昨年)


これを7個つくり、窓や玄関など、出入りができる窓や、出入口の近くに取り付けます。

調べてみると、全国にはいろんなやり方があるようです。

今年は、新型コロナウイルスの脅威にさらされているので、早くコロナが退散してくれるように、感染しないように、今年の鬼はコロナだ、

などと、ぶつぶつ思いながら作りました。

少し余談です。毎年飾っている「鬼の目突き」ですが、いつも、鰯の頭だけ、すぐになくなってしまいます。

鳥だろうと想像はしていたのですが、去年はトレイルカメラを設置してみました。

イワシを食べた野鳥

イワシを食べた野鳥


ところが、ほかの場所の鰯は食べたのですが、肝心のカメラを付けたところには、なかなか手を着けません。用心しているんでしょうね。賢いですね。

2月29日になって、ようやく食べました。カメラに写っていたのが、この写真です。

矢印のところにイワシがあったのですが、なくなっています。残念ながら、写っていたのはこれだけでした。

ボケているのでよくわかりませんが、「カケス」のような気もしますが・・

ヒイラギは、野鳥には通用しませんでした。

(^^)

 

豆まきと「鬼の目突き」

節分には、豆まきをして「鬼の目突き」を飾りますが、豆まきの起源や「鬼の目突き」に使われる、イワシやヒイラギなどの意味について調べて見ました。

鬼を追い払うために使われるものは、匂いや音がキーワードになっているようです。

豆まきの起源

中国では、新年を迎えるために、大晦日に、山から降りてくる鬼を、爆竹を使って追い払う儀式が行われていたそうです。

この行事が日本に伝わり、節分に行われるようになったとのことです。

豆まきに大豆が使われるのは、大豆を炒ると大きな破裂音がするから、との説(「植物と行事」)もあるようです。

イワシ(鰯)

また、鬼が嫌な匂いに弱いと考えて、イワシを焼いて飾ることが行われているようです。

イワシを焼いたにおいがいやな匂いかは、少し疑問ですけど・・

イワシで鬼をおびき寄せるという解釈もあるようです。

また、地方によっては、イワシの頭のかわりに、人の毛を焦がしたものが、使われるようです。

こちらは、たしかに嫌なにおいでしょうね。

一方、西日本では、節分に鰯を食べる習慣が残っているところがあると言われます。

これは、寒く、季節の変わり目のこの時期に、イワシで栄養をとって病魔に打ち勝つという願いを込められていると言われているようです。

でも、飾りにイワシをつけることとの関係の有無は、よくわかりませんね。

ヒイラギ(柊)

ヒイラギは、葉の周辺についた棘で鬼の目を突くために、使われていると聞いていますが、トベラを使う地方もあるそうです。

神々の里と言われる、伊勢や出雲がそうようです。

そして、トベラは葉は棘はありませんが、揉むといやなにおいがするので、使われたのではないかとのことです。

ヒイラギとトベラは、共通点があり、両者とも、燃やすとパチパチと音がすることだそうです。

ヒイラギやトベラを入手しにくい地方で使われる代用植物も音に関連したものだそうです。

以上のように、鬼を追い払うために、匂いや音のでるものを使ったのではないか、とのことのようです。

おわりに

我が家で節分に飾っている「鬼の目突き」と、節分の行事について調べて見ました。

場所によって行事のやり方は違っていますが、匂いや音で、邪気を追い払い健康を願う、という点では、共通しているのだと思います。

いまは、何をおいてもまずコロナを追い払うことだろうと思います。

「コロナは外、福は内」。

参照サイト・書籍

Wikipedia イワシ ヒイラギ コウヤマキ

花言葉-由来 ヒイラギ 

BONTANIKA コウヤマキとは?

湯浅浩史著 「植物と行事」 amazon

楢原纒著 「神々と植物」 amazon  

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