今年のお盆は、去年に続くとコロナと、例年にない雨続きの中でのお参りになりました。お寺のお参りは簡略化され、盆踊りが中止になるなど、コロナの影響を今年も受けました。それに被害はでていないものの、大雨に降られながらのお参りで、異例な年になりました。
コロナと雨のお盆が終わりました

精霊馬と精霊牛
キュウリの馬に乗って元気に帰ってきたご先祖さんは、昨日、ナスの牛に乗ってトボトボと帰っていったのだろうと思います。
子供の頃は見たことが無かった精霊馬と精霊牛ですが、最近は、よくみるようになりました。
今年も、ご先祖さんを13日にお墓参りをして迎え火で迎え、
14日に和尚様にお経をあげていただき、
15日にふたたびお墓参りをして送り火を焚いて、お別れしました。
例年14日に行われている盆踊りは、コロナの影響で去年に続き、今年も中止になりました。また大雨もふり続き、いつもとは違ったお盆になりました。
そして今朝は、6時ころに起きて、お盆前のお寺参りいただいた水塔婆をもって河原に行き、燃やしてきました。
昔は、お供えした野菜などを川に流していましたが、今は、環境を考慮して、線香とロウソクを焚いて水塔婆を燃やすだけになりました。
お盆は、先祖やすべてのみ霊を供養するためにお参りするいわれますが、当地では大きな行事になっていて、今も丁寧に行われているので、すべて終わって、やれやれです。田舎ならではないかと思います。
我が家のお盆の様子は、昨年書きましたが、今年も同じようにお祀りし、お参りしました。
今年は、雨の中でのお参りになり、コロナの影響でお寺のお参りも簡略化されました。去年は、今年もこんなに影響が続くとは思っていなかったのですが、早く収まってもらいたいものですね。
簡単にその様子を紹介させていただきます。

お墓に供えたホウズキ
13日にお墓参りをしてシキミとホオズキを供え、迎え火を焚きました。

迎え火
雨が降っていたので、傘をさして焚きました。ちょと火がつきにくかったのですが、火がつくと勢いよく燃えました。
いつもは、墓石に水をかけますが、今回は雨が降っていたので省略させてもらいまいました。(^ ^;)
火を焚くと後が気になりますが、雨が降っていると安心できる点は、いいですね。
迎え火は、お墓で焚きますが、家に戻ってからも、庭で焚きます。
そして、冒頭の写真のように、廊下に吊った提灯に蝋燭をつけました。

お盆のお供え
仏壇に野菜やお花を供え、翌日にご先祖さん用の食事も供えて、和尚様にお勤めしていただきました。
去年のお供えの様子は、こんな感じでした。
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お和尚さんも、家々を順番に回ってこられるので、時間がはっきりしていないのですが、
今年は早めに来てくださいました。雨が降っていたので、大変だっただろうと思います。
和尚様にお経をあげていただいた後は、昨年から今年にかけて亡くなられた方がおられるお宅に、お参りさせていただきました。今年は、4軒でした。
15日は、夕方に家で送り火を焚いたあと、お墓にお参りし、もう一度、送り火を焚きました。
雨がやんだと思って出かけたのですが、また降ってきて少し濡れましたが、無事すませることができました。
ただ、供えてあったホオズキは、鹿でしょうかに食べられていました。去年は食べられることはなかったのですが・・・
同じようにいけてあったシキミは、有毒なため食べれれることがなく、無事でした。有毒植物をつかうとこういう場合は、いいですね。
短い間でしたが、一年ぶりに来てくれたご先祖さんが帰っていったことになります。また、来年来てください。
そして、最初に書いたように。今朝は、去年と同じように早朝に河原に行ってきました。次は去年の様子です。
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去年は、川の水は透き通ってきれいだったのですが、今年は雨続きで、濁っていました。コロナのおかげで、お寺の行事が簡略化されたり、お盆につきものの盆踊りも中止になりました。
はやく、正常な日常に戻ってもらいたいものですね。
迎え火・送り火に使う材料について
迎え火や送り火で燃やす材料について、知っておられますか。
通常は、「おがら」と呼ばれる麻の茎が使われるとのことです。先日、スーパーで見かけたので、買ってみました。

おがら
長さが15cmで、中が空になった麻の茎です。乾燥剤も入れられ、湿らないようにしているので、よく燃えそうです。
我が家では、スギかヒノキの間伐材を使って手作りしています。こちらでは、昔からこのようにしているようです。

タヤ
ちょと見苦しい写真ですが、こちらが迎え火・送り火に使うタヤと呼ぶ、「おがら」に相当するものです。
本当は、もう少し細かく割るほうが使いやすいのですが、技術が未熟なので、こんな感じです。
作るのは、面倒ですが、毎年作っていますが、これでもよく燃えてくれます。(#^.^#)
参照サイト
Hagkum お盆に飾る精霊馬の意味は?
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