今年も干し柿を作りました。10月初めに猿が渋柿を食べ始めた痕跡が見られたので、収穫準備のために柿の樹の下の草刈りを始めたところ蜂に襲われ、刺されました。幸い大事にならず、蜂対策をして約3週間後に柿を収穫し、無事干し柿を作ることができました。
蜂に刺されて、干し柿作り
今年の柿の様子

旧来の渋柿
今年は、実がよくつき、たくさん実りました。
旧来の柿は小さくて種が多く、最近の品種改良された大きくて種のない品種にくらべれば見劣りがします。でも、道路も発達していなかった頃は、この柿でも、子供のいいおやつなどにはなったんだろうと思います。
私も、母親がお湯につけて渋抜きをしてくれたこの柿を、食べたことを覚えています。終戦間もない頃です。(^_^)
いまも樹は残っていて、このように実をつけるので、大き目の物を選んで、干し柿を作っています。小さいのですが、甘みがつよく美味しいものができます。摘果すればもう少しいいものができるんでしょうけど、手抜きしています。
昔のままの物だけでは、ちょっと寂しいので、最近の品種を植えていますが、こちらもよく実がつきました。

新しく植えた渋柿
山の食べ物が少なくなってきたのか、うまいものを探しているのかわかりませんが、10月初めに、猿が渋柿を食べたあとや、齧った残りが落ちていました。
まだ渋いので、一度にたくさん食べることは無く、1、2個、試食しているようでもあります。
![]() 猿の食べかす |
![]() 猿が齧った柿 |
でも、そのまま残しておいて、甘くなってたくさん食べられたり、何回も食べにこられるのも困るので、私は、なるべく早く採ることにしています。
そういうことで、柿を採るために、樹の周辺の草を刈っていたところ蜂の襲撃を受けました。今年も干し柿を作りました。10月初めに猿が渋柿を食べ始めた痕跡が見られたので、収穫準備のために柿の樹の下の草刈りを始めたところ蜂に襲われ、刺されました。幸い大事にならず、蜂対策をして約3週間後に柿を収穫し、無事干し柿を作ることができました。(>_<)
蜂に刺された経緯と対策

大きな蜂の巣
こちらが、蜂の巣です。お茶の樹の中に作っていて、20cmくらいはあるでしょうか。この形と大きさから見ると、スズメバチのようです。
鎌で草を刈っていたのですが、突然たくさんの蜂が飛び交い、太ももを4か所、手のひらの合谷当たりを1か所やられました。アブや蚊と違って激しい痛みがありました。紺色のズボンをはいているのが良くなかったようです。 (◎_◎;)
そのまま食いついているので、いいか悪いかわからないのですが、手でたたきつぶしました。こういう場合、あまり激しい動きをすると標的になってさらに刺されるので、ゆっくりとその場を離れるのがいいと聞いているので、様子も見ながら道に戻り、そのまま逃げ帰えりました。(なんとか、それ以上刺されることはありませんでした。)
金曜日の夕方で診療所もしまっているので、氷で刺された部分を冷やしました。幸い、アナフィラキシーショックの症状はなく、手の腫れは目立ちましたが、1週間ほどでもとに戻りました。
その後、どうしたものかと思案していたのですが、「ハチの巣コロリ」という商品を見つけ、さっそく購入して巣の近くに設置しました。

設置した駆除用エサ剤
アース製薬から発売されているのですが、これがうまくいくと、危険をおかすことなく退治できるので好都合です。原理は、ゴキブリ退治用のエサ剤と同じように、エサに有毒物質が含まれていて、それを蜂が巣に持ち帰っることによって、他の蜂にも毒を広げて巣ごと駆除するということのようです。
設置した時は盛んに蜂が茶の樹に出入りしていました。なかなか効果は見られなかったのですが、設置して3週間ほどになると、当初より蜂の出入りが少なくなってきました。寒くなってきたことが原因かもしれませんが、効果があったようにも思います。
使ったのは、つぎの製品です。スプレーの殺虫剤でなど蜂を駆除するのは危険を伴いますが、そのような危険をおかす前に、一度試してみるのもいいかと思います。( 宣伝になり恐縮です。(^ ^;) )
その間、猿も柿を少し食べたようですが、ほとんどきた様子が見られませんでした。もしかすると、猿も蜂にやられたのかもしれません。
その後、蜂の様子を見ながら柿を採りましたが、まだ残っているものがいて、1匹うろついていました。集団で襲われるとかないませんが、1匹だと目で追いかけることができるので、対応できました。(個人的見解です。)

動き回る蜂
1匹で飛んできたのをやっつけました(真似はしないでください。)。つぎの写真は、犠牲者ですが、この蜂に刺されたかと思うと、ぞっとします。

やっつけた蜂
柿の収穫と干し柿づくり

収穫した渋柿
このようにして収穫した柿です。小さい柿なので、近所にもらってもらうわけにもいかず、大き目の物を選んで、干し柿にしました。
あとは、カビが生えないように気をつけたいと思います。
小さいものは、残念ながらコンポストに入れて処分しました。もったいないんですけどね。

作った干し柿
つぎの写真は、10月初めに猿が食べ始めたときに採った百目柿です。以前、イラガがついたと記事にした柿です。撮ったのは4個だけですが、20個くらいは収穫できました。こちらは、そのまま塾させて、近所におすそ分けしたり、冷凍にしました。甘い熟柿も格別の美味しさだと思います。

採った百目柿
柿の木の基本情報・花言葉
柿の木は、東アジア:中国の揚子江沿岸が原産と言われ、日本では本州以南で栽培されているカキノキ科カキノキ属の落葉小高木です。
植物名はカキノキ、果実はカキと呼ばれます。
16世紀にポルトガル人によってヨーロッパにもたらされ、その後アメリカ大陸に渡ったとのことです。
海外の品種はほとんどが甘柿のようですが、原産地の東アジアでは、今も渋柿がつくられています。
柿の名前は、赤木(あかき)、暁(あかつき)を略したとする説や、「輝き」が転訛したなどの説があるそうですが、はっきりしないようです。
花期は5~6月で、本年出た枝の葉腋(ヨウエキ)に花がつき、花びらは4枚です。雌雄同株(シユウドウシュ)で、通常は雄花と雌花をつけるようです。
ただ、雄花をつかない種もあり、そのうちでも、受精しなくても結果する(単為結果性)ものと、受粉樹を必要とする種があるとのことです。(タキイネット通販)
葉は互生し、長さ5~18cm、卵形で先が尖り、表面に光沢があって鋸歯はありません。
樹高は4~10mで、樹皮は灰褐色で、網目状に裂けます。
樹は、自重でも折れることがあると言われ、折れやすい樹とされています。なるべくなら、登らないほうが良さそうですね。
カキの花言葉は、「自然美」、「優しさ」、「恩恵」、「優美」、「恵み」、「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」で、9月26日、10月24日の誕生花です。
参照サイト
Chills Laboratory 柿
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