餅つき機を使って、正月用の鏡餅とヨモギモチをつきました。いまは、いろんな種類のきれいな鏡餅が販売されているので、つくる必要はないのですが、暮れの楽しみの一つとしてついています。今年も、なんとかお供えできそうな鏡餅をつくることができました。
餅つき機で、正月用の餅をつきました
使った餅つき機

使った餅つき機
こちらが、使っている餅つき機です。National製のSD-M3610という、年季が入った時代物で、すでに生産終了しているようです。いまは、いろんな餅つき機があるので、つき方も違っているかもしれませんので、ご承知ください。(⌒ ⌒;)
蒸すのと、つくのが兼用になった、2升(2.8kg)の餅までつけるものです。私がつくのは、せいぜい1臼か2臼なので、時間はかかりますが、蒸すのもこれを使っています。
簡単に構造と操作を説明します。
餅米は、ウス(臼)と呼ばれるもちつき機の中に設置された容器に入れて、蒸し、底に取り付けられた羽根を回転させてつきます。
蒸すために、「むしコップ」と呼ばれるウスの下の容器に水を入れて(1升の場合400cc、2升の場合600cc)加熱してモチ米を蒸します。蒸す時間は、30~44分程度。
「むす」ボタンを押してむし終わるとブザーがなるので、「つく」ボタンを押してつきます。つき具合をみて、プラスチック製の「もちとり器」という円筒形の器具を、回っているモチに押し当てます。そうすると、餅が上に上がってくるので、取り出します。
以上が、つきかたの概要です。
事前準備
・前日にモチ米を洗い、水に漬けます。(今回は、白餅とヨモギ餅それぞれ、2升づつつきました。)
餅米は、新米で6~8時間、古い米で8~12時間、水につけます。時間が短いとツヤが粘りがなくなるとのことです。
・冷凍のヨモギを解凍します。
今回は、茹でて冷凍してあったヨモギをつかったので解凍し、細かく刻み、つく前に蒸しました。
モチを蒸し、鏡餅をつきます

ウスにセットしたモチ米
前日から漬けたモチ米は、ザルに移して15分以上放置し、ウスに移す前に振動を与えたりしてを水切り、ウスにセットします。

「むす」をON
「むす」ボタンを押すと、「むしコップ」に入れた水が加熱され、モチ米を蒸し始めます。
説明書きに約44分とありますが、蒸し上がるとブザーがなるので、「つく」ボタンを押します。

つき始め
つき始めはこんな様子ですが、8分後にはつぎのようにきれいにつけて、米粒がなくなりました。

8分後
ついた餅の取り出し
つき始めて10分経過後に、「もちとり器」をつかって餅を取り出しました。

モチの取り出し
「もちとり器」は、写真のような円筒状のプラスチックで、回っているモチに上から押し付けます。すると、餅が上に上がってくるので、そのまま、「とり粉」を入れた容器に移します。

取り出した餅
「もちとり器」の餅はほぼすべて、落下しますが、くっついたままのものもあるので、しゃもじでそぎ落としています。
餅を丸めます

取り出した餅
取り出した状態の餅です。これを細かく分けて丸めます。この状態の餅は熱いので、「とり粉」をよく手につけて作業をします。(作業に時間がかかる場合は、分割して保温にした炊飯器に入れておけば、餅がかたまらず、柔らかい状態を保っています。)
つぎの写真が、丸めた鏡餅です。小さめですが、仏壇や神棚、台所などに飾ります。

丸めた餅
形はいまイチですが、何とか今年も作ることができました。(^_^)
ヨモギモチもつきました
鏡餅ができたところで、ヨモギモチをつきました。

ヨモギモチ
ヨモギは、別に蒸し器で蒸し、モチ米が蒸せてきた段階で、米の上に置いてつきました。

つけてきたヨモギモチ
ヨモギモチも、8分ほどでつけてきました。つきあがるまでは心配ですが、なんとかうまくつけたようです。
ヨモギモチは、つぎの写真のように、細長い形にしました。こちらでは、「ネコ」と呼んでいますが、こうしておくと、たくさん丸める必要がなくて助かります。

「ネコ」にしたヨモギモチ
後日薄く切って乾かして「カキモチ」にしたり、厚めに切って焼いていただきます。
残ったものは、市販の餡子を入れて丸めました。やはり、餡餅もほしいですからね。

丸めたヨモギモチ
おわりに
正月用の鏡餅をつきました。
いまさらつく必要もないのですが、子供のころから、年末に餅つきをしていたからなのか、いまでもついてみたいという気持ちがあり、ほぼ毎年この時期についています。
私の、仕事納めというところでしょうか。
以前は、トチモチにも挑戦していたのですが、残念ながら中断中です。
参照資料
もちつき機 SD-M3610 取扱説明書