12月に、我が家のキンカンの実が黄色くいろづいてきましたが、猿が食べに来たため収穫しました。以前の動画ですが、キンカンや雑草を食べる猿の様子を載せました。キンカンは、ジャムや甘露煮などにして食べますが、咳やのどの痛みに対する薬効もあるとされます。
キンカン(金柑)の実を食べる猿
キンカンの実

12月のキンカンの実
我が家のキンカンの樹に実ったキンカンです。
昨年もたくさんの実をつけ、12月には写真のように、黄色く熟してきていました。
このころになると、猿も食べるものがなくなってくるので、この実を食べに来ます。
つぎの写真は、猿が食べ残したキンカンの実です。

猿が皮だけ食べたキンカンの実
皮の下の実は酸っぱいので食べず、皮だけを食べています。どうも、猿は、酸っぱいものが苦手なようです。ただ、時間がたち熟してくると実も食べるようになるようです。 (>_<)
なので、このころになると、全部収穫して、ジャムにしたりします。ジャム作りについては記事にしています。
キンカンは、もう少し熟してから収穫したいのですが、猿に食べられてはまずいので、緑いろの実のまま収穫します。ジャムにするのは、少し時間をおいてからにしようと思います。このように青い実ですが、しっかりとキンカンの味がします。(^_^)

収穫したキンカン
つぎの動画は、以前撮ったものですが、猿がキンカンの実や近くの雑草を食べている様子が写っています。クリックすれば見ることができます。よかったら、ご覧ください。
山の中よりも、人家ちかくの方が食べるものがあり、出てくるんだろうと思いますが、雑草もしきりに食べています。寒い中、お腹をすかしているんでしょうね。
我が家のキンカンと、関連する記事

我が家のキンカンの樹
我が家のキンカンのです。
10年以上前に植えたもので2mくらいの高さになっていて、毎年8月ごろに白い花を咲かせたくさんの実をつけ、楽しませてくれます。
このブログでは、花が咲いてから実をつけるころの様子を記事にしています。ご一読いただければ幸いです。
ただ、先にも書いたように、残念ながら猿が出没して食べられるので、この地で栽培するには適していないように思います。
寒い時期に実をつけるので、民家から離れた山のなかで栽培すれば、猿は喜ぶでしょうが。そこまでもできません。
いままで、費用をかけずに苗を増やしたいと思い、取り木を行ったこともあります。手順を間違えないと、比較的簡単に発根できると思います。発根の様子は、以下の記事に書いています。
キンカンの基本情報・花言葉
キンカン(金柑)は中国の長江中流域が原産で、ミカン科キンカン属の常緑低木で、日本へは江戸時代以前に渡来したと言われ、暖かい地方で栽培されています。
中国名では「金橘」と書かれ、キンキツと呼ばれていましたが、ミカンに近いことを表すため、ミカンのカンと合わせて、キンカンと呼ばれるようになったとのことです。
別名は、マルキンカン、キンキツ。
学名は、Fortunella。
英名は、Kumquat、Cumquat。
キンカンには、ネイハキンカン(=メイワキンカン、ニンポウキンカン)、ナガキンカン、マメキンカン、チョウジュキンカンなどの種類があると言われますが、現在は主にネイハキンカンなどが栽培されているようです。また、プチマルと呼ばれる種なし品種があります。
ここでは、ネイハキンカンについて書きます。
花期は7~8月で、葉の腋に1~3輪の花がさきます。花は両性花で、直径5~8mmほどで、白い花弁と萼が5枚ずつつき、子房よりも短い花柱(雌しべ)の周りに、16~20本の雄しべが合着してつきます。
果実は直径2~3cmの球形~楕円形で、11~2月に黄色く熟し、内部には卵形の種子ができます。
葉は互生し、革質で鋸歯がなく、長さ5~9cmの長楕円形~卵形で先が尖ります。葉柄0.4~1.2cmで、ちいさな「翼葉」がつきます。
樹高は1~2mで、枝の葉の付け根に1cmほどの小さなトゲがつきます。樹皮は平滑で
食用としては、甘露煮やジャム、砂糖漬けなどにされることが多いようです。 また、薬用としては、喉の痛みや咳に効果があるとされ、利用されます。
キンカン(金柑)の花言葉は、「思い出」、「感謝」で、1月29日の誕生花です。
参照サイト・書籍
Wikipedia キンカン
みんなの趣味の園芸 キンカン類の種類
庭木図鑑 植木ペディア キンカン
LOVEGREEN キンカン
林将之著 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑14 樹木の葉」