昨年の秋、草刈りをしていて、スズメバチに刺されました。アナフィラシーショックが心配でしたが、症状がなく幸いでした。その後、診療所の先生に相談して血液検査をしていただき、アナフィラキシー補助治療剤を処方もらいました。どのようなものか紹介します。
蜂刺されに備えてアナフィラキシー補助治療剤を処方してもらいました
補助治療剤処方の経緯

アドレナリン注射液を準備
昨年の秋、干し柿作り用の柿をとるために、草刈りをしていたところ、突然スズメバチに襲われ、5か所ほど刺されました。さすがに痛く、噂に聞く、アナフィラキシーショックにならないか心配しましたが、特に症状もなく幸いでした。
本来なら、診療所に行くのですが、休日の夕方だったので、様子をみていたところ、何事もなく経過しました。
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蜂に刺されて、干し柿を作りました
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今回は、大事にならなかったものの、今後、また刺されたときのことが気になって、診療所の先生に相談してみました。さっそく、血液検査をしてくださり、再びさされると、アナフィラキシーショックの症状があらわれる可能性があるとのことで、アナフィラキシー補助治療剤を処方してくださいました。
一度刺されると、ショック症状が出ることがあると聞いていたので、念のため血液検査してもらい、よかったと思います。刺されても症状があらわれないかもしれませんが、持っていれば安心できます。(^⊆^)
具体的な名前は、「エピペン」というアドレナリン注射液で、携行して持ち歩き、ハチに刺されて症状がでたら、自分で注射することができるものです。もちろん、蜂だけではなく、食物やワクチンなどによる、アナフィラキシーショックにも有効です。
これを持っていれば、ハチに刺されても、ショックを回避できます。以下、どのようなものか、製造元の資料をもとに書きました。
アナフィラキシーショックとは
原因と症状
異物が人の体内に入ったときに、体を守ろうとする防御(免疫)反応が不利に作用することによって、かゆみ、くしゃみ、炎症などの様々な症状を引き起こすのがアレルギー。アナフィラキシーとは、アレルギーの原因物質(アレルゲン、抗原)に接触したり、摂取した後に、数分から数十分以内に複数の臓器や全身に現れる激しい急性のアレルギー反応のことで、場合によっては、呼吸困難や意識障害などのアナフィラキシーショック症状を起こし、生命を脅かすこともあります。
代表的な原因(アレルゲン)
- 蜂などに刺されて毒が体内に入った時
- 食物(卵、牛乳、蕎麦、落花生など)を摂取した場合
- 抗生物質、解熱鎮痛剤、ワクチン、麻酔薬などの薬品を接種した場合
- その他(天然ゴム手袋など)
ワクチン接種時は、接種後15分ぐらい待機するのは、このためですね。
補助治療剤の使い方

アナフィラキシー補助治療剤
こちらが、処方された「エピペン注射液0.3mg」です。(支払いは、3,300円。)
2本ありますが、後方は練習用の器具で、これで、事前に練習するようになっています。手前が実際に使う注射器で、携行用ケースに入っています。
使い方は簡単で、
- 左端の青い安全ピンを抜きます。
- 右端をオレンジの部分(注射針が入っています)をそのまま、太ももの前外側に、カチッと音がするまで押し付けます。
- 数秒でうたれるので、少し待って引き抜きます。
なお、太もも以外には打たないこと、衣服の上から打てること、とされています。詳しくは、製造元の資料でご確認ください。
注射した後の対応など
注射した後は、病院で治療を受けます。アナフィラキシー補助治療剤を打つのは、応急処置なので、うった後は医師による診断が必要です。
また、この治療剤の有効期限は、1年とのことですが、登録しておくことよって、期限切れの通知をしてくれます。
至れり尽くせりになっていて、安心できそうです。後は、自分がしっかり管理することですね。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。(^_^)
参照サイト・資料
Wikipedia アナフィラキシー
マイランEPD合同会社 ~「もしも」 のために その手に ~
マイラン製薬株式会社 「エピペンの使い方マニュアル」